肛門周囲腺腫

肛門周囲腺腫

基本的には去勢をしていない雄犬に発生する良性の腫瘍です。

肛門周囲の無毛部位に存在する腺組織に発生するのですが、
この組織は肛門周囲だけではなく腹部や包皮、はたまた頭部にまで分布しており、肛門周囲腺腫と名付けられていながら、いろんな部位に発生します。
また、男性ホルモンに感受性を持つ腺組織に発生するのですが、去勢をした雄犬や雌犬にも発生は見られます。

小さな腫瘍で、未去勢の雄犬に発生した場合には、去勢手術のみでも治療として十分です。

注意点は、悪性である肛門周囲腺癌肛門周囲腺上皮腫の場合には、早期摘出が必要ですので、術前の検査などでそこら辺を判断してから手術に入ります。



今回の症例は雌犬での発生ですので、摘出します。



肛門の腫瘍摘出後は吸収される縫合糸を用いて皮内縫合します。

雌犬で肛門周囲腫瘍が発生した場合は多くが悪性です。
が、この症例は良性でしたので、これで治療終了です。


2012.01.20 Friday | 腫瘍01:08comments(0)trackbacks(0) | by http://www.family-ah.com
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