脛骨骨折

整形外科シリーズを連発。

猫の脛骨骨折です。
当院ではLCPプレートを使用しています。
2年ほど前まではDCPプレートを使用していましたが、いち早くAOの整形外科セミナーを受け、
それ以降はLCPプレートを主体として骨折の整復手術を行っております。

 
脚が変な方向向いています。
骨折の治療は、骨折後早期に的確な治療を行えば、大体治ります。
治療が遅れたり、不適切な治療で時間を過ごすと、非常に治りづらくなります。
早期に、的確な治療を行いましょう。


LCPプレート、安心感抜群です。


2012.01.05 Thursday | 整形外科01:20comments(0)trackbacks(0) | by http://www.family-ah.com

椎間板ヘルニア

M.ダックスフンドの椎間板ヘルニア
あまりにも有名な病気です。

背骨同士をつなげ、衝撃吸収剤の役割をしている椎間板が破裂し、中の髄核という物質が
脊髄神経の通る脊柱管に飛び出して脊髄神経を圧迫することによっておこる疾患です。

多くは軽度の症状であり、手術を必要とすることはないですが、
重度の場合には神経の壊死を招き、死に至ることもある疾患です(犬の場合)。

後肢の痛覚が消失する、あるいは鈍くなる場合には早期に手術をすることを推奨します。


CT撮影にて椎間板ヘルニアの部位と方向を特定。
CT撮影装置を用いることにより、多くの場合は脊髄造影をする必要がなくなりましたので、
格段に麻酔時間が短縮されるようになりました。
CTいいね!







摘出した椎間板物質です。


後肢の浅い部分の痛覚が残っている場合には、大体完治します。
痛覚が消失してしまうと・・・、治療成績が悪くなります。
必要なレベルであれば、早期に手術を行いましょう。


2012.01.05 Thursday | 整形外科01:11comments(0)trackbacks(0) | by http://www.family-ah.com

肩甲骨骨折

これまた、事故による肩甲骨の骨折です。
肩甲骨の骨折は非常に少なく、多くは手術を必要とすることもないです。
が、この症例はCT撮影をしてみると・・・、バッキバキでした・・・、ので手術による整復が必要です。



レントゲンではあまりわかりませんでしたが、
CT撮影してみると一目瞭然です。CTいいね。



肩甲骨は薄っぺらで、ちょっと力を入れると・・・、割れます。



整復後のレントゲン。よく見えません。


2012.01.05 Thursday | 整形外科01:06comments(0)trackbacks(0) | by http://www.family-ah.com

上腕骨骨折

猫の交通事故による上腕骨骨折
ほんの数年前までは、交通事故も、それによる骨折もよく見かけました。
が、ここ2-3年は極端に交通事故が減りました。
皆さんが屋内で飼育するようになったからだと思います。

久しぶりの野良猫の上腕骨骨折です。
バッキリ折れて、しかも2週間ほどの時間が経過しています。



2年前までは、DCPプレートというものを用いて骨折の手術を行っていました。
今も獣医療界では、ほとんどがDCPプレートを用いて骨折の治療が行われています。

当院では現在、LCPという新型の骨プレートを用いて骨折の治療を行っております。
これはいいです。
非常に高性能で、整復は安定しており、治癒も早い、手術時間も短い。
骨折の手術が非常に楽になり、安心感が抜群です。



プレートロッド、と言われる、髄内ピンにコツプレートを併用する整復法を用いています。


2012.01.05 Thursday | 整形外科00:58comments(0)trackbacks(0) | by http://www.family-ah.com

腸閉塞(ひも状異物)

ひも状異物による腸閉塞。
人間の病院でもこの手術あるのでしょうか?
動物病院では多い手術です。

腸はうねうねと運動して、食物を消化しながら出口(直腸・肛門)の方に流していきます。
が、長いひも状のものだと、流そうと運動するのですがうまく流れず、逆に腸がひもをさかのぼって行って、ひもに腸が絡んだようになり、腸閉塞となります。

単純な異物が腸に詰まるよりも、腸の損傷は重篤になります。




こんな感じで腸が絡まったようになります。
本来うすピンクの腸が、真っ赤になっています。


一か所切って引っ張っても、全部は取り出せません。
複数個所の腸を切開し、ひも全部を取り出します。

腸管の手術を行った後は2日間絶食、5日間は食事制限
手術後具合がよくなった動物たちは、物ほしそ〜に他の子たちのご飯を眺めています。




胆嚢粘液嚢腫

胆嚢粘液嚢腫
胆嚢壁からのムチン異常分泌により、胆嚢内に粘度の高い粘液が貯留し、
胆嚢拡張・胆管閉塞・胆嚢破裂と、重篤度の高い病態に進みます。

診断に悩むことも多い疾患です。
この疾患、昔はこんなに見なかった気がするのですが、最近はムチャ多いです。

治療は胆嚢摘出。
胆嚢が破裂していない状態であれば、手術は簡単。
救命率も高いですが、
胆嚢が破裂している状態だと、周辺組織の癒着が激しく、手術の難易度がやや上がります。


パンパンに膨れた胆嚢を、周辺の肝臓組織から剥離。
破裂してない場合は簡単。
破裂していると・・・結構大変なことがある。


中を開けると、黒緑色のゼリー状の塊が。
「ご飯ですよ」にしか見えません。
これを胆嚢内から、滅菌したスプーンで取り出します。右手に持ってるのはスプーンです。
キャビアにも見えるかな?


取り出した内容物。

破裂すると手術が大変になるんで、早めに診断して治療に入りましょう。


フェレットの膀胱結石

フェレットの顔はこんな顔。
どの種類の動物にも似ていると思いませんか?


 

で、膀胱結石の手術です。
どの種類の動物でも膀胱結石は結構あります。
犬、猫、フェレット、ウサギ、チンチラ、モルモット、ハムスター、亀
いろんな動物の膀胱結石の手術しています。


膀胱内に結石が複数個





とった結石。
これが膀胱にあったら・・・、イヤだな。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症、子宮に膿が貯まる病気です。
獣医師やってると、避妊してない子は全員なってしまう気がする、と思うくらい多い病気です。
基本手術でないと直せません、卵巣子宮摘出術です。
手遅れにならずに手術すれば、まず助けられます。


手術シーン。
この先生(副院長)は年間何症例の子宮蓄膿症手術をやってるんでしょうか?
たぶん30症例は行っていると思います。



摘出した子宮、通常の子宮の太さは鉛筆くらいです。
中に膿がたまって、拡張・充血しています。


治療法としては、Alizinといった注射での治療法も確立しています。
が、あくまで卵巣周期が正常な個体にのみ有効的であることと、次の発情周期には必ず再発をします。
繁殖をまだ考えているなどの特殊な理由がなければ、
再発の可能性のない、完治といえる治療法は卵巣子宮摘出手術です。


腸閉塞(腸内異物)

本日は腸内異物による腸閉塞の手術が2件。
同じ家のラブラドールとゴールデンレトリバーです。
二人とも、庭の石ころを食べて詰まっていました、取り合いでもしたのでしょうか?


膨らんでいる所に石が詰まっています。


石が通過した跡には・・・、重篤な内出血の跡が・・・。
術後の腸壊死に伴う腸穿孔に要注意です。


んで、取り出した石ころ。
なんでレトリバーはこんなの食べるのでしょうか?


大腿骨遠位骨折


猫の大腿骨遠位骨折
遠位の骨折は、整復さえうまくいけば癒合は早いんで、意外と好き。













レントゲンではわかりづらいけど、バックリ折れています。




こんな感じで、




ラグスクリューとキリュシュナーピンで固定。
いい感じ。
意外と術後すぐに歩行してくれます。



 ファミリー動物病院 
 千葉県流山市鰭ヶ崎4-10
 http://www.family-ah.com